概要
「投資手法: メガヴィン流投資術 | 株式投資初心者に最適な投資手法」に記載した通り,2020-08-18 Tueから,スキャルピングからメガヴィン流投資術に投資手法を変更した。その1か月後,今度は「投資手法: サラリーマンでも可能な引成寄成取引」に記した通り,基本的に終値と始値だけの取引に手法を変更した。
今回,これらの2の投資手法に加えて,さらにもう一つ新たな投資手法を組み合わせることを考えたので,その投資手法「デイ・スイングトレード」を説明する。
方法
引成寄成取引に手法を変更して,2週間ほど経過してこの手法に課題を感じるようになった。それは,終値と始値だけでは値幅を大きく取れない点だ。
勢いの強い銘柄はザラ場中に大きく値上がりして,ストップ高になることがある。どちらかというと,終値と始値の値幅よりも,ザラ場中の値幅のほうが大きい。現在の引成寄成取引ではこのザラ場中の値幅を取ることができず,勢いのある銘柄がどんどん値上がっていくのを黙ってみていることしかできない。
こうした課題を感じていた際に,「日本株の「カリスマトレーダー」があえて「日経新聞」を読まないワケ(ようくん) | マネー現代 | 講談社(2/7)」の記事を目にした。
こちらの手法では,勢いのある銘柄に関しては半分だけ売付で利益を確定させて,残り半分を売らずに取っておく。こうすることで,ザラ場中の値幅も狙うことができる。
この投資手法を「デイ・スイングトレード」と名付ける。メガヴィン流投資術に加えて,勢いの強い銘柄に関しては,翌日以降にも持ち越すという方法になる。
投資手法を整理すると以下のとおりとなる。
1-3がメガヴィン流投資術+引成寄成取引で最後の4が今回考案したデイ・スイングトレードとなる。
注意点
デイ・スイングトレードの肝となるのは,勢いのある銘柄の判断だ。この判断を見誤ると,損失の拡大につながる。
実は,この手法は「投資日報: 寄付前の板は参考にならないことを痛感したストップ高2銘柄の-11万円の損切り – 己の為に金は鳴る」にも書いており,2020-09-25 Fri頃から取り入れてきた。
その中で,実際に判断を見誤って想定以上に損失が拡大してしまった事例があった (参考: 投資日報: 寄付前の板は参考にならないことを痛感したストップ高2銘柄の-11万円の損切り – 己の為に金は鳴る,投資日報: 10月の実質初回取引は2銘柄-9万円の損切り失敗 – 己の為に金は鳴る)。
これらの失敗事例から,特に注意すべき点が以下の3点と感じた。
まず,上ヒゲの長い銘柄は,売り圧力が強いため,翌日GDする可能性が高い。そして,寄り付き前の板は寄り付くまでわからない。寄り付き前の板が好調だからといって,油断してはならない。信用できるのは寄付き後の特別気配だけだ。
そのため,上ヒゲが伸びている場合,問答無用で全て寄成で売付注文する。特別気配で上がったときだけ,注文の修正・取り消しで半分未満を残す。
300株など奇数の場合は,半分以上 (200株) を寄成で手放して,残りの半分未満 (100株) を持ち越したほうが無難だ。万が一,読みが外れた場合の損失を最小限にできるからだ。
残した半分未満は逆指値で買付値より1 %程度高値で売付注文を出しておく。万が一,急落した場合のリスクに備える。
まだまだこの新しいデイ・スイングトレードも手探り中だが,ひとまず上記の3点はここ2週間程度で特に重要に感じた。また何か発見があれば追記したい。
結論
ザラ場中の値幅を狙う新しい投資手法の「デイ・スイングトレード」を記した。
デイトレードだけにこだわらず,勢いの強い銘柄に関してはスイングトレードに移行することで,ザラ場中の値幅も狙うことができ,勝ちの拡大が可能になる。
9月の投資月報で記した通り,まだまだビギナーズラックで勝てている部分があり,安定には程遠い。自分の投資手法の課題を見つけ,新しい投資手法も試して,安定した成果を出せるように精進していきたい。
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