概要
ゆうちょ銀行のインターネットバンクサービスのゆうちょダイレクトからの送金時には認証が必須となる。
トークンで認証していたが,トークンは数年前にもらったもので,電池切れになるといざというときに困る。
この認証方法が気になって軽く整理したので記す。
基本的に公式サイトの「ゆうちょダイレクトによるメールワンタイムパスワードを利用した1日の送金累積額の変更について(9月15日更新)-ゆうちょ銀行」を参考にした。
方法
ゆうちょダイレクトでの送金時には,認証が必須となる。これが面倒くさい。以下の3種類が存在する。
- ゆうちょ認証アプリ
- トークン
- メールワンタイムパスワード
ゆうちょ認証アプリは比較的最近登場した方法となっている。ゆうちょダイレクトを開設したのは2016年頃だが,その際は無料でトークンが送付されたので,これを使っていた。
しかし,このトークンはハードウェアなので電池で動いている。製造から5年程度は動くように設計されているらしい (参考: トークンの電池はどの程度もつのですか。 | よくあるご質問 | 株式会社ゆうちょ銀行)。ただし,あくまで製造からなので受け取ってからではない。気付いたときには5年などあっという間だ。
しかし,交換には1650円かかる。自分で電池交換できる作りになっていないので,電池が切れたら交換するしかない。何よりも必要な場面で電池切れすると,送金ができず,トークンの再発行にそこから1-2週間かかる。緊急事態ではこれが何よりも致命的となる。
したがって,可用性の観点からトークンを使うべきでない。
トークンの他にメールワンタイムパスワードもある。こちらはセキュリティが厳しくなって,事前に登録した口座以外への送金は5万円までに制限されている。登録すればいい話だが,その都度いちいち確認して登録するのは面倒くさい。証券口座や決済サービスなどで即時出金する場合に素直に邪魔だ。この制限さえなければ,メールワンタイムパスワードが一番簡単なのだが…
したがって,3ある認証方法のうち2点が使いにくいので,最後のゆうちょ認証アプリが使うべき認証方法となる。
ゆうちょ認証アプリに生体認証とPINを登録することで,このPINを送金時に入力することで,認証できるらしい。
正直,このPINはパスワードと何ら違いはないと思うのだが,生体認証を経由することでセキュリティが担保された情報ということなのだろう。
一度PINさえ登録してしまえば,後はパスワードマネージャーに控えておいたPINを入力すればいい。
結論
ゆうちょダイレクトの送金時の認証について簡単に整理した。
ゆうちょ銀行はいちいちセキュリティにうるさくて正直使いにくい。ただ,日本で一番ATMが多く,店舗も多い金融機関だと思うので,利便性は高い。
いちいち使いにくいのが気に入らないが,うまく付き合っていきたい。