スペーススクーター (Space Scooter) というオランダ生まれのキックボードがある。このキックボードはシーソーのように足で漕ぐことができ、通常のキックボードと異なり足で地面を蹴らなくても前進できるという点が画期的なキックボードとなっている。
しかし、この足で漕ぐタイプの二輪車が、道路交通法での自転車の扱いになる可能性があり、その場合、前輪・後輪の両方にブレーキがないと罰則の対象になってしまう。スペーススクーターは前輪のブレーキがないため、自転車とみなされると罰則の対象になってしまう。
この点が気になっており警視庁や販売代理店に確認した結果、スペーススクーターは自転車ではなく通常のキックボードと同じ扱いになるため問題ないとわかった。そのことを記す。なお、確認は2021年10月に行った。
まず、販売店 (au PAY マーケット) のVictroria Surf & Snowに問い合わせたところ以下の回答をもらった。
ペダルで漕ぐタイプの二輪車は、道路交通法で自転車の扱いであり、前輪と後輪にブレーキがないと罰則の対象になります。
– [自転車は車のなかま~自転車はルールを守って安全運転~|警察庁Webサイト](https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/bicycle/info.html)
– https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/bicycle/pdf/bicycle12.pdf
Space Scooterには前輪にブレーキがないため、罰則の対象になるように思いますが、日本の公道での走行で問題ないのでしょうか?警視庁などの見解などは伺っていませんでしょうか?罰則が怖くて購入を躊躇っています。
こちらの商品は法に当てはまるのものではございません。
妹尾様のおっしゃる、あくまで電動かつペダルで漕ぐタイプはブレーキ必須となっておりますが、
本商品はペダルではないかつ電動でもございません為、前輪にブレーキがなくても問題はございません。
走行に関しても公道可になります(安全考慮でヘルメットは推奨いたします)
そのほか、警視庁交通相談に電話相談したところ、販売店・代理店が輸入販売時にチェックしているので、そこがOKというならOKというなんともあいまいな回答だった。
それで最後に日本の正規代理店に問い合わせた。その回答が以下の内容だった。
輸入・販売時に自転車として取り扱っていないので自転車ではない。そのため、前輪にブレーキがなくてもOKであり、普通のキックボードと同じ扱いになる。
輸入時に自転車として取り扱っていないので通常のキックボードと同じ扱いになるそうだ。自転車とみなすならば、防犯登録も必要になるので、順当な回答だった。
ひとまず、スペーススクーターは通常のキックボードと同じ扱いになるということですっきりした。