「Amazon.co.jpでURL入りカスタマーレビューは削除対象」で報告したとおり,カスタマーレビューにURLが入ると削除対象になることがわかった。
しかし,書籍内のサポートURLなどレビュー内にURLを掲載したいことは依然としてある。このままでは引き下がれ無いので,なんとかURLをカスタマーレビュー内に掲載する方法を模索した。
URLの記載方法をいくつか試して投稿してみたところ,以下のことがわかった。
http://
やhttps://
のスキーマの存在 (例:https://example.com
) はNG。- トップレベルドメインの
.jp
の存在はNG。 - RFC 3986の相対参照 (
//
) やスキーマなしの場合 (例://example.com
,example.com
) OK。
例えば,「公開API活用ガイド」はURLを (//zapanet.info/api/
) がこの条件を満たしており,スキームなしの相対参照でURLを記載したおかげで掲載された。
URL内のトップレベルドメイン (TLD) の.jp
がNGワードになっているというのがポイントのようだ。
なお,この条件を満たしていても,例えば「PHPエンジニアにおくるLaravel6予習入門」に掲載予定だった以下のURL表記がNGだった。
この本の特徴は,書籍全体を通して一つの簡易なブログを作るところだ。サンプルコードは 「[dream-developer/project-laravel6](//github.com/dream-developer /project-laravel6)」で公開されている。
.jp
だけでなく.com
もNG対象TLDなのかもしれない。次回のURLに.com
を含むレビューの投稿時に検証したい。
元々は,.jpを削除することで対応していたが,.jpがないとドメインがわからないという問題があった。なんとかこの情報を残せないかと試行錯誤した。
.jpが問題なのか,.をスペースに変更したbook.senooken jpであればOKだった (参考: Web APIの使用方法だけをひたすら列挙した本)。
では今度は,book.senooken .jpならどうだろうか。OKだった (例: JavaScript+Google Mapsによる実用的で簡単なマッシュアップ解説)。
なお,途中にスペースを入れればhttps://があっても大丈夫かと思ったのだが,https://book.senooken .jp/などはだめだった。もう少し試してみる。
https://もhtt ps: //のように空白で分割すればOKだった (例: アフィリエイトでの成功に必須のビジネス思考が破格の1400円で入手可能)。ただ,いちいち空白を入れるのが面倒くさいので,https:を削除したほうが早い。
本文中に自サイトのURLを掲載できないのは残念だが,URLを以下のように処理することで対応する。
- 対象URL:
https://book.senooken.jp/post/2020/04/05/
- URLからスキーマを削除 (例:
//book.senooken.jp/post/2020/04/05
) - URL内の
.jp
をの直前にスペースを追加 (例://book.senooken .jp/post/2020/04/05
)
上記手順でもレビューが掲載されない場合,.com
や.net
などのTLDの削除や直前のスペースを試してみてほしい。
なお,先頭の//
を削除したbook.senooken.jp/post/2020/04/05/
もNGだった。内部のチェックで,URLの文字列をチェックしているようだった。
[…] しいことではないし、URLも単なる英数字の記号に過ぎない。URL自体には個人情報はないし、閲覧者が開かなければ何も害はない。実際、Amazon.co.jpなどではURLの掲載は工夫すれば問題ない。 […]