株式投資のテクニカル分析で重要な指標に出来高がある。ただ、今まで、出来高の見方・活用方法がよくわかっていなかった。
cisが過去に出来高は天井と大底の見極めに役立つと発言しており、出来高と値動きの天井・大底の生成プロセスを自分なりに考えたところ、出来高はとても重要な指標に感じたので、自分の考えを整理する。
まず、cisの発言は以下となる。
(出来高の)「重要度は5段階で4.5。とくに底と天井を見るのに役立ちます」#cis pic.twitter.com/kQDYDtLvLD
— 精鋭過去ログ暴威A (@A16998464) July 28, 2021
出来高の重要度は5段階の4.5とかなり重要な指標であるととともに、大底と天井の判断に役立つと言及している。
肝心の出来高と大底・天井の関係を考察する。まず、その前に天井と大底の形成過程を自分の頭で整理する。
整理の結果、天井と大底は以下の形成過程をとると考えた。
これらの天井と大底の形成過程を見ると、天井・大底の形成途中で、出来高の減少、急増のタイミングがある。
全体として、上昇中・下降中は出来高が多くなる。しかし、買い手と売り手の不在により、天井・大底に近づくにつれ出来高が少なくなる。ただし、押目や損切を渋っていた投資家が入ることで、出来高が急増するタイミングがある。結果として、これらが最後の買い手・売り手となり、天井・大底を形成する。
したがって、上昇中であれば、出来高が伴っている間は上昇中であり、出来高が減少してきたら、天井が近いと判断できる。逆に、下降中であれば、出来高が伴っている間は下降中であり、出来高が減少してきたら、大底が近いと判断できる。
実際に、チャートを見ると、このような出来高と値動きをしているものが多く感じた。今後の取引では、天井・大底、上昇・下降のトレンド転換の判断材料として出来高を役立てたい。