概要
本業の会社員とは別に,クラウドワークスで副業を行っており,これは個人事業として取り扱っている。
こちらの報酬の受取時 (顧客からの支払時) (売上時) と,銀行口座への入金時の簿記への仕訳を間違えて確定申告してしまった。
そのため,今後のために整理する。クラウドワークスを想定するが,ランサーズなどのクラウドソーシング一般に通用すると思われる。
お金の移動は報酬の受取時 (支払時) と銀行口座への入金時に2段階になるので,分けて考える。
報酬受取時
報酬受取時には,システム利用料と消費税を含めた金額を売上として計上し,そこからシステム利用料を経費として差し引く。
例えば,報酬金額が1000円で消費税が10 %の場合,以下のような仕訳になる。
資産.流動資産.売掛金.クラウドワークス 900円 / 収益.売上.クラウドワークス 1100円
費用.営業費用.販管費.一般管理費.支払手数料.クラウドワークス 200円 /
簿記は発生主義であるため,報酬受取時=売上時のタイミングでシステム利用料が発生する。
口座入金時
クラウドワークスでは,報酬支払後,基本的に15日か月末に銀行口座へ振り込まれる。
銀行口座への入金時には振込手数料 (楽天銀行=100円,それ以外500円) が発生する。そのため,振込手数料を考慮して仕訳する。
資産.流動資産.普通預金.楽天銀行 800円 / 資産.流動資産.売掛金.クラウドワークス 900円
費用.営業費用.販管費.一般管理費.支払手数料.クラウドワークス 100円 /
これで報酬支払時と入金時の仕訳は完了となる。
証憑
税務調査対策のために証憑を残す場合,以下をファイル・データを保存しておけば良いと思われる。
結論
クラウドワークスを例に,クラウドソーシングでの報酬支払時と入金時の仕訳を整理した。
年一回くらいでまとめて仕訳しており,久し振りに行ってすっかり忘れていた。簿記の原則は発生主義なので,発生時のタイミングで費用を仕訳する。
今回整理したので,次回以降はスムーズに行いたい。