イオンカードの2年超過分の利用明細の取得方法を記す。
概要
イオンカードは小売大手のイオンが発行するクレジットカードだ。過去にイオングループでアルバイトしていたことがあり,その際に2012年2月に発行したイオンカードが自分の最初のクレジットカードだった。その後も数年に渡りメインのクレジットカードとして使ってきた。
2019年に日商簿記3級を取得して,簿記の知識がついたこともあり,イオンカードでの過去の取引を記録したいなと感じた。
イオンカードの利用明細はマイページからだと過去24か月 (2年分) 分までしか閲覧できない (参考: Web明細(環境宣言)|イオンカード 暮らしのマネーサイト)。そのため,2年超過分に関しては通常は明細を入手できない。
どうにか方法がないかと調べたところ,「イオンカードの取引履歴を自分で取り寄せる手順・リスクと注意点 – 司法書士法人杉山事務所」に方法が記載されていた。個人情報の開示請求すればできるらしい。
こちらの情報を念頭に,自分で請求してみたので情報を記す。
請求方法
まず,正攻法の手順としてコールセンター (0570-071-090 or 043-296-6200, 年中無休 09:00-18:00) に過去の明細の請求方法を問い合わせる。
問い合わせたところ,明細の請求ではなく取引履歴の請求という名目で個人情報の開示請求を申請することで可能とのことだった。
電話で担当部署に必要書類の入った封筒を郵送いただくので,それに必要事項を記入して返送することで請求できるようだ。
提出物
肝心の提出物は以下の3点となる。
送料以外の費用はかからない。
「本人限定受取郵便」で送付されるので,624円分の郵便切手を同封する。長三封筒で送付するので,これに貼付可能な枚数で送る。書類には切手の枚 数3-6枚でお願いしますと書かれているが,10枚 (100円6枚,10円2枚,3円1枚,1円1枚) 程度までであれば問題ない。
申請書には請求者である自分自身の情報の他に,請求期間を指定する。電話での請求時に請求期間を伝えていたので,開示請求期間のところに付箋で期間の記入例が書かれていた。
この期間であるが,精算日単位で期間を指定する。イオンカードは月末締めで翌月2日に精算する。例えば,3月の精算時には2月の利用明細が記載される。したがって,2月の利用明細が必要であれば3月を含める。
なお,2年超過分の明細については手作業での作成となるため,少なくとも2-3か月かかり,請求期間に比例して追加の作成時間がかかるとのことだった。そのため,必要な期間に絞って申請したほうがよいだろう。
今回はイオンカード発行時の2011年3月から,明細の保存を忘れていた2016年12月頃までの期間で請求した。
注意点
申請書の「6. その他」で戸籍謄本や住民票,印鑑登録証明書などの添付をお願いしますとあるが,これは本人が請求する場合不要だ。法定代理人が申請する場合に必要な書類となる。申請書には押印が必要だが,こちらは当然実印である必要はない。
申請書に情報がないのだが,この申請書で請求する取引履歴には「ご利用日」と「金額」は最低限書かれているのだが,「ご利用先」はデフォルトでは掲載されない。これを表示させるには,申請書のどこか欄外に「利用先表示希望」などを記入して意思を表明する必要がある。
ただ,原則として過去2年超過分は明細を再発行できないため,ご利用先は掲載できないらしい。例外として,裁判などで正当な理由で必要な場合は掲載してくれるとのことだ。過去2年分であれば明細書の再発行で対応できるらしい。
最低限,日付と金額だけでも分かれば,定期的な支払いや別の情報で予測もできるし,最低限その日付で現金化不足で記帳できる。
時系列
参考までに利用明細の請求から入手日までの時系列を記しておく。
- 2020-05-25 Mon: 申請書を電話請求
- 2020-05-30 Sat: 申請書類到着
- 2020-06-01 Mon: 申請書類発送
- 2020-07-05 Sun: 明細受取
申請書を請求してから約1か月での明細入手となった。思っていたより早かった。実際の明細はやはり利用日と金額だけで,ご利用先の記載はなかった。
結論
イオンカードの2年超過分の利用明細の請求方法を記した。
2年超過分の利用明細は手作業での作成となるため,最低2-3か月はかかり,お金はたいしてかからないものの時間がかかる。
やはり日頃から利用明細はきちんと保管しておいたほうが万が一の場合に証明ができてよいだろう。