ロウソク足のたくり線・勢力線について整理する。
たくり線・勢力線は底値圏で登場する。陰のカラカサ及び下影陰線,陽のカラカサ及び下影陽線が出現した場合,底打ちを意味し,株価が上昇するサインを示す。陽線であれば勢力線,陰線であればたくり線という。
下ヒゲに投資家心理が現れる。下ヒゲが長ければ長いほど反発力が強いといえる。加速度的に下降している局面であれば,この足型の信頼性はかなり高く,その後の反発も期待できる。さらに出来高も急増していれば,信頼性はもっとアップする。
下降中,底値域,下ヒゲ,出来高の4点がポイントとなる。上昇中で高値域の場合,首吊り線となり,下落を示すサインとなるので注意する。
特に下ヒゲの長さがポイントとなる。先日の投資日報「投資日報: 上ヒゲロウソク足のGU狙いは控えめに!」で報告した通り,前日の6323 ローツェがたくり線であると誤解し,エントリーを見誤った。
底値域ではあったものの,出来高と下ヒゲが不十分だった。確実性が低いのならば,翌日の上昇や直近の高値超過を見てからエントリーすべきだった。
たくり線・勢力線はロウソク足のパターンでは基本的で比較的わかりやすいので,出来高や下ヒゲの長さに注意してエントリーポイントを見定めていきたい。
[…] 転じて前日の安値を上回った。以前,記した勢力線に近いロウソク足も形成している。 […]
[…] 両方共,以前紹介した勢力線のチャートパターンを形成したと考え,エントリーした。しかし,日経平均の下落を受けてGDしてしまった。 […]