概要
生まれたときから,現在まで引っ越しを何回か繰り返してきた。その中で,実は自分の氏名の読みがなやフリガナが変わったことがあると母から聞いた。
例えば,「賢」という名前なのだが,出生時は「さとし」というよみがなで届け出ており,翌年の引越し時にコンピューターへの登録時に「けん」というよみがなで登録したと聞いた。
ここで気になるのは,実際に登録されているよみがなの確認方法や証拠書類の入手方法だ。誰かが口頭で勝手にいっているだけでは,意味がなく第三者に客観的に証明できるものがほしい。
実は,よみがな・ふりがなというのは市区町村によって取り扱いが異なる。住民票によみがな・ふりがなも記載してくれる市区町村もあれば,住民票や戸籍謄本などに一切記載されない市区町村もある。
そこで,氏名のよみがな・ふりがなの確認方法を調査した。
方法
市役所に問い合わせたところ,よみがな・ふりがなの確認方法は以下の2通りがあるとのことだった。
万人に共通するよみがな・ふりがなの確認方法としては,個人番号の通知カードがある。個人番号の通知カードには,点字での表記のために,よみがな・ふりがながひらがなではっきりと明記されている。そのため,個人番号の通知カードが発行された2015年頃時点でのよみがな・ふりがなの証明書類となる。
個人番号の通知カードを紛失した場合やその後によみがな・ふりがなを変更した場合,市役所でよみがな・ふりがなの変更手続きを行う際に,現在の正確なよみがな・ふりがなを確認できるらしい。
結論
氏名のよみがな・ふりがなの確認方法を記した。
氏名と同じくよみがな・ふりがなは日常生活で特に重要となるが,意外なことに書類では扱いが軽いことが判明した。全国共通の証明書類は個人番号の通知カードしかない。この他には,市役所でのよみがな・ふりがなの変更手続き時に確認できるくらいだった。
個人番号の通知カードは個人番号カードの発行のための書類という位置付けであり,そこまでたいしたものではないだろうと思っていたのだが,入手可能な書類ではここにしかよみがな・ふりがなが記載されていない。個人番号カードを発行しても,個人番号の通知カードは大事に保管したほうがよいだろう。