ロウソク足のパターンから,株価の下落を示す「首吊り線」を整理する。以下の情報源を参考にした。
首吊り線のロウソク足のパターンは以下となっている。
首吊り線の成立条件は以下となっている。
高値域で前日のロウソク足に対して窓空けして上振れした際に発生する。
長い下ひげが発生していることがポイントとなる。下ひげは売り圧力を意味しており,長ければ長いほど下落の強さを表している。首吊り線の陽線・陰線は問わない。
下ひげが長いだけでは,下落への転換の確率は60 %程度で,断定するには早い。急上昇後に首吊り線が登場した場合,反落の可能性が90 %程度と高くなる。
一般的に,高値を更新して終了した場合,翌日も上昇の勢いが続くと見られている。ただし,高値域でかつ下ひげが長い場合,この首吊り線の可能性が出てくるため,上昇どころか下落に転じる可能性がある。
首吊り線はたくり線・勢力線の逆のロウソク足となっている。たくり線・勢力線が下落の底を意味しているのと反対に,首吊り線は上昇の天井を意味する。
実例を以下に示す。
3031 ラクーンホールディングスの2020-08-06に首吊り線が発生している。
この当時,首吊り線の存在を知らなかったため,2日後の8/11に1211円ほどでエントリーしてしまい,下落に巻き込まれてしまった。
その後,1週間ほど揉み合った後に上昇したためなんとか損切りせずに対応できた。
Twitter上でこの首吊り線について言及しているユーザーがいて,初めて存在を知った。ロウソク足についてしっかり勉強しようと思ったできごとだった。
特に急騰銘柄で発生しやすいので,首吊り線の形成には注意したい。
[…] 下降中,底値域,下ヒゲ,出来高の4点がポイントとなる。上昇中で高値域の場合,首吊り線となり,下落を示すサインとなるので注意する。 […]
[…] ただ,こちらも8/6に首吊り線を付けてから急落している。当時,ロウソク足についての知識が乏しく,首吊り線を知らなかった。そのため,下落開始後の8/11に1211円で2000株購入するとい […]