概要
銀行口座をいくつか持っている。社会人になってから実印と銀行印を用意したのだが,実は学生時代に認印として使っている印鑑でいくつか銀行の口座を作っていた。ややこしいことに,その後社会人になってから届け出印に銀行印を使った銀行口座を作ってしまった。
こうなると,銀行口座の届出印に銀行印と認印のどちらを届け出てのかごちゃまぜになってしまい,何らかの契約時にどちらの印鑑で押印すれば混同してしまう。また,ネット銀行などはそもそも届出印が不要な銀行口座もある。
そこで,銀行口座の届出印を片方に統一するために,まずは銀行ごとに届出印の有無を整理することにした。
一覧
銀行ごとの届出印の有無一覧を以下の表に整理した。
種類 | 銀行名 |
---|---|
有 |
ゆうちょ銀行,りそな銀行,三井住友銀行,野村信託銀行 (野村證券の届出印) |
無 |
住信SBIネット銀行 (個人のみ),楽天銀行,じぶん銀行,ジャパンネット銀行 (個人のみ),大和ネクスト銀行 |
任意 | イオン銀行 |
本格的に調べると時間がかかるので,ひとまず自分が利用している銀行に限定して調べた。また,届出印の有無が明確の場合はその根拠URLも掲載した。
事前の予想通り,都市銀行は届出印が必要で,ネット銀行は届出印が不要だった。ネット銀行での口座開設は基本的にオンラインで完結し,押印した書類の返送タイミングがないため,当然といえば当然かもしれない。
ただし,法人の場合はネット銀行でも届出印が必要となるので注意が必要だ。もっとも,多くの一般の人には関係ないことだろう。
イオン銀行の場合,届出印の登録は任意となる (よくあるご質問|イオン銀行)。オンラインでの申込時には届出印の登録手順がないため,通常の初期状態であれば届出印は未登録となる。おそらく,店頭や書面での申込時には届出印の登録欄があるのだと思う。
イオン銀行の届出印の登録の有無はコールセンター (0120-13-1089 09:00-21:00 年中無休) で確認可能なので,不安な方は確認するとよい。実際に自分でも確認して,登録されていないことを確認できた。
結論
今回の調査で,銀行口座の届出印に銀行印を登録したのは,奇しくもこのサイトで人気記事の「銀行口座の支店には自宅か勤務先のどちらかの最寄り店しか選べない」で発端となった三井住友銀行だけだとわかった。ゆうちょ銀行とりそな銀行は子供の頃に親が口座を開設してからずっと使っており,今はネット銀行をメインに使っている。
ネット銀行が普及しても,例えば融資などの契約では依然として都市銀行しか取り扱われていないことがほとんどだ。対応していないサービスがある以上,やはり都市銀行の併用も必要だ。
届出印が銀行によって異なると,今後のトラブルのもととなる。そこで,近日中に三井住友銀行の届出印を認印に変更したいと思う。
その他,需要があってこの投稿へのアクセスが増えるようであれば,調査対象の銀行口座を増やして,一覧を拡充したいと思う。